感謝の日

今回の上演は、仙台の街頭紙芝居師、井上藤吉さんの追悼公演でもありました。
残念ながら私は井上さんの実演を見ることは出来なかったのですが、
同い年の友人が小学生の頃に見たという話を聞いたことがあるので、
少なくとも20年ぐらい前は現役で活動されていたはずです。
惜しい方をなくしたことが残念でなりません。
時の流れの残酷さを感じました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

私は井上さんの紙芝居記事が河北新報に掲載されていたのを偶然拝見したことから、
この世界に足を踏み入れるようになりました。
もうそれから５年近くの時が過ぎようとしています。
今日こうして井上さんのいらした翠風苑で街頭紙芝居をさせていただくということは、
他のところで今まで演じてきたのとは全く違う、
とても緊張することでした。
それもこれもネットワークの代表と副代表と出会えたおかげ、
小畑次郎さんが上演活動を続けられていたおかげです。
井上さんを尊敬する街頭紙芝居ファンとしては感謝感謝です。
またぜひ参加させていただけるように、
今日よりもっとお客様に楽しんでいただけるように、
上手になりたいと思うのでありました。

上演の最後に花束をいただきました。
お花をいただくことの嬉しさを、これほど感じたことはありませんでした。
今日は、感謝の日。